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「マーメイド・テネシティ」 へのレビュー

まさに人魚姫

2019年10月08日   ダブルキッシュ さん

このレビューは参考になった x 1人

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グラシアスゲーで硫酸が出てくるとわくわくする病気にかかってしまっているんですが、今回はなるほどこう来たか……という話でした。このゲームのモチーフは人魚姫ですが、中盤のミオの犯行を見てなんとなく白雪姫に毒リンゴを食べさせるおばあさん(継母)を思い出しました。白雪姫のおばあさんも毒を食わせる事には成功するんですが、なにぶん相手はお姫様だから物語の展開的に勝てないんですよね、悲しいことに。

そういう意味でこのゲームは白雪姫VS人魚姫みたいな話かな……って思いました。結果は……ごらんの通りですが。現実的な範囲でミオに人魚姫らしい特性を出してるのが上手。

救いはシンが決定的にミオを追い詰めなかったことなのかな……って思いました。いっそ殺してくれた方が幸せだったかもしれないけど、バンドを抜けるのを止めたのも慈悲?を見せたのもかつてミオを褒めたのも決して自分の利益だけではなかったんじゃないかなって。イリヤへの気持ちに比べたら長く使ってる道具に愛着がわいた程度かもしれないけれど。

もういっこの(ある意味での)救いはユーリの存在ですかね……しっとりと終わるかと思ったら更なる不穏を残すスタイル。私も正直オマケのユーリサイド読みながら「ユーリがんばれ……!」とか思っちゃったくらいは日陰者なので応援したいです。ミオもユーリも嫌いにしてもイリヤが生きてるよりは暗い救いになるんじゃないかなあ(ひでえ感想)

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