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「真夜中の太陽 上」 的鑒賞

年下攻めの魅力満載

2019年01月09日   エマちゃん 先生/女士

このレビューは参考になった x 1人

同作家さんの「Home」とのリンクシーンが多数ありますが
読まなくてもOKです。今作のみで内容把握ができるように話がしっかり構成されています。
(気になった方は今作を読んでから、そちらも読むといいかも)

「真夜中の太陽」シリーズは上下2巻です。
購入する際は続きが気になるはずなので、セット購入がおすすめ。
自覚なしだが甘ったれ傲慢御曹司(20歳)×親に売り飛ばされた男娼(23歳)がくっつくまでの作品です。

上巻は二人の出会いから、一度攻めに裏切られ、受けも事件に巻き込まれるものの
事件自体は一度解決し、二人の関係がリスタートするところまで描かれています。

最初は猫を被ってキラキラ御曹司を演じていた攻めが
受けの前だけは素の自分を少しだけ出しながら、受けをそそのかして事件に巻き込んでいきます。
受けの不憫な境遇に、攻めが気づけずすれ違う2人の姿が見どころ。
攻めの未熟さは年下攻めならではのリアリティがあり、心理描写含めて読み応えがありました。
受けの事件への葛藤も、彼の境遇を思えばこそで早く幸せになってと願わずにはいられません。
攻めの親子関係の不器用さにも注目してください。

一旦リセットした二人がどうなっていくのか
下巻も読みたくなること間違い無しのボリュームある作品です!

* 為必填項目)

緣由*