استعراض التقرير

「心地良い時間は、いつか終わりがやって来るからこそ尊いものだ」という事を実感させてくれた作品で、僕はパッケ版でコンプしていますが、ダウンロード版の販売開始に伴い、レビューを投稿しました。
学園の統廃合に伴う廃校、隣人である由佳子の転校確定により、「みんなで過ごせる最後の夏」を目一杯の想い出で満たそうと、主人公・敦志と周囲のヒロインや悪友達が色々と行動を起こしますが、力を合わせて何かを成し遂げる事の素晴らしさが実感出来ました。
ヒロイン達は、由佳子は地味ながらも王道な所が好きですし、実梨とセリスはどちらもツンデレで、まさしく“ツインツンデレ”である事から「ツンデレ萌え」な方には堪らないと思われます。ほとりはドジッ娘ながらも健気な一面がイイですし、円は校内放送の呼出しで「渡部あっちゃーん」とまで言ってしまうぐらいのあまあまっぷりが印象的です。
王道的恋愛モノなので、エッチイベントはノーマル主体ですが、ほとりには“もらしっ娘属性”が、円には巨乳を活かしての“パイズリ”が用意されているので、完全ベタにならず、ほんの少しのマニアック要素も盛り込まれています。
また、ヒロインによっては個別ルートでアッと驚く展開も用意されているので、意外性もありました。誰が該当するのかは、プレイしてのお楽しみです。
「最後の夏」がどんな結果になるのかは、アナタ自身の行動と、夏が終わった時に隣に立つヒロイン次第です。