استعراض التقرير

パッと見は所謂萌系の絵柄で、軍+萌でお気楽シムだろうといった感じだが、実際の所は非常に良く出来た(そしてシビアな)戦略シミュレーションとなっている。
プレイできる時期は第二次世界大戦におけるドイツのポーランド侵攻からで、使用できる国家はドイツ・ソ連・イギリスの三カ国。資金と資材をやりくりして施設や兵器を作成するといった、大戦略系統のシミュレーションで、特別に奇抜なシステムといったものは無いといっていい。ただし、あらゆる面においてバランスが良く調整されていて、無目的な建築や製造を繰り返していると、あっという間に攻め滅ぼされてしまう程にシビアなつくりになっている。かといって、理不尽な難易度というわけでもなく、建物の効率性や兵器のコストパフォーマンス、相性などを考慮に入れて戦略を組めば勝つ事は難しくない。が、特定の条件が揃うとイベントが起こるつくりになっているのだが、その条件が余りにも難しい(解りにくい)場合があり、そういった面での不自由さはある。
絵に関しては、サンプルを見ての通りかわいらしい萌系の絵柄で、全体的にクオリティは高いと考えていいと思う。ただし、メインはやはり戦略シムなので、Hシーンや一枚絵はあくまでもオマケ程度であると考えた方がいい。汁描写、表情描写は特筆するほどのものとは言えない。
総評として、「大戦略」や「提督の決断」、「信長の野望」のように戦略性の高いシミュレーションが好きな方にはお勧めできる作品と思う。見た目にだまされずにプレイしてみるといいかもしれません。ちなみに、修正パッチが相当数出ていますので、購入してプレイする際には必ず当てることをお勧めします。