レイプマン第 7 巻。
レイプマンのおもしろさは、レイプで解決というバカバカしさと痛快さだけではなく、圭介の相棒で交渉ごと担当、おやじさんこと原岡の、あるときは年季のはいった含蓄でもあり、あるときは舌先三寸な弁明ともなり、あるときは軽快なセールストークともなる、どこか捉えどころのない話術にもある。圭介のレイプが、仕事としてまっとうで筋の通ったものとなり、また客との信頼関係を任務追行までつなぎとめられているのは、おやじさんの営業努力の賜物なのだ。チームを組むとは、まさにこのことをいう。
本巻は、このおやじさんの華麗なる活躍が見られる巻でもある。
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