舉報鑒賞

気丈な若女将が、借金のカタに銭太りの悪辣ジジイの罠にかかり、寝取られてゆくのを、夫の視点で眺めるという作品。
寝取りジジイの蛇のような執念深さがシーンを盛り上げており、設定が気に入れば買い。文章、音声、CGともになかなかの品質であり、値段以上の価値はある。

エロまでの展開、堕ちるまでの過程はかなり早いが、悪辣ジジイの執念深いお膳立てがストーリーの背景に有るため、さほど気にならない。むしろ冗長な純愛描写が嫌いな人にとっては良い要素だろう。

システム的には、CG閲覧や回想モードが実装されていないものの、セーブにコメントが入れられるので、自分でお気に入りのシーン直前にセーブしておけば良い。

ヒロインキャラは和服の宿屋美人女将という設定だが、茶髪はいまいち似合わないかも。
最初は黒髪の清楚な和風美人だったのに、寝取られ後の後日談で、茶髪で派手な服の売女になっている・・・というのなら個人的に◎。
また、ビデオ撮影をする前作寝取り男の登場は、シナリオが散漫になるだけで無駄と感じた。そんなんいらんから、ジジイの執念深く偏執的な人妻イビリ描写を充実させてほしかった。