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「EAST FUCKERS」 へのレビュー

パワーで押しながらも、変化球

2009年02月05日   パウリスタ さん

このレビューは参考になった x 0人

デジタルコミックとCG集中間の作品ですね。

ストーリーとしては、闇の組織に誘拐・犯される主人公、ただそれだけですが、
キャラの特徴が上手く活かされていること、そして日本の絵であることに間違い
ないながら、アメコミ風テイストがマッチしていることがかなり長所になっています。

そのアメコミ風は、どこはとなく大味でノーストレスな雰囲気、
やたらとガタイが立派な男キャラ、くびれが立派すぎる女の子、
一コマごとにポーズをとっているような絵、後で絵にくっつけたような台詞、
メタランゲージの多用、台詞の内容も無粋なのか白雉なのか分からない
少しドライな会話など、広範囲にわたり掴んでおり、面白い味をだしています。

絵のほうも、立体的でカラーが綺麗、ツボを抑えた多様なシチュ、そして断面
表現があるんですが、これを「透過」したような膣内描写で結構興奮させる、
とこれだけでも勝負できるような優れた作品になっています。

変な背景情報や「ビッチ」を連発するアメコミ台詞が鼻につく読者のために、
台詞なしの事実上はCG集のバージョンもありますので、
こういうものをマイナスと見る読者にとっては完全回避できます。

作風としても面白い、そして絵そのものとしても使える、そんな速球ながら
変則技というようなメジャーリーグ的なコミックです。
今後もチェックしていきたいサークルさんです。

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