리뷰를 보고한다

TSF、時間停止、常識書換とキワモノッぽい単語が並んでいますが決してそうではなく、思春期時代の男なら誰でも思い浮かべたシチュエーション(そんな変態的なのは私だけ?)を文章、イメージ化した作品です。

　私はこのサークル様がメインとなさっているTSFの嗜好は持ち合わせていないのですが、「時間を止めて無反応状態になってるあの娘にあんなことやこんなことや……」とか、「エロい事をするのが義務でそれを皆が当然と思っていたら……」とかそういう妄想とこの作品がマッチしていたので、存分に楽しませていただいています。


　ただ、このサークルをよく知らなかった私にとっては予想よりもノベルメインなので少し吃驚しました。想像力を膨らませる余地もあるということですが、コミック・CG派の方は少し物足りないかもしれません。この絵のクオリティでコミック化すれば素晴らしい事になるだけに。


　個人的にマイナスだなぁと思ったのは、ラストのオチ(?)の部分です。正直気に入りませんでした。少なくとも私は萎えてしまいました……。好きな人にはたまらないのかもしれませんが……。
　まぁ、その部分は“抜きどころとあんまり関係ないところ”なので(『ストーリー』と『抜き』どちらも表現しなければいけないのが『シチュエーション再現』の辛いところだな。とはよく言ったものですが)オチの直前で脳内保管すればどうにでもなります……「気に食わないところがあるかもしれないがそんなのを忘れるくらいエロい」のです!


　TSF好きの方は勿論、学生時代に妄想を膨らませた貴方に是非!手に取っていただきたい作品です。