舉報鑒賞

普段は触手モノはほとんど買わないのだが、この作品はなにか引かれるものが
あったので購入した。結果、満足を通り越して少し感動すらおぼえた。

触手モノというと無理やり陵辱というイメージがあるが、この作品は少し違う。
最初こそ無理やりなものの、その後ヒロインの方から求めるようになり、
やがて身も心も捧げてこの触手を持つ謎の生物とラブラブな感じになって
しまうのだ。
特にこの生物とキスをするのが印象的で個人的に一番気に入ったシーンでもある。

文章自体は手馴れているという感じではないのだが、展開がおもしろく
読み進める内に背徳感漂う作品世界にどっぷり引き込まれてしまった。

虫がうじゃうじゃしてるような一部気持ち悪い表現もあるので苦手な人は注意だが、
触手モノが好きな方なら全然問題ないだろう。

触手好きな方は言うに及ばず、個人的には普段触手モノはあまり買わないという人にも
ぜひお試しいただきたい作品。
他の触手モノと一線を画するような作風にきっと魅了されるにちがいない。