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「ぽんふぁーずvol.5「悪女」編」 的鑒賞

オススメ! 看板に偽り無さすぎ。

2010年02月05日   旅人 先生/女士

このレビューは参考になった x 7人

なんと今回はわざわざ『「悪女」編』と銘打ってあり、
この時点で既にただならぬ期待感を呼び覚まして止まないのですが、
はたして、しっかりと期待に応えてくれる内容となっております。

歴代の作品群はもとから悪女ぞろいでしたが、今作のヒロイン3人はステキにも、悪質さがパワーアップされてます。
基本は女教師×生徒モノなんですが、この先生、
自身の多情さを隠すどころか最初から相手の少年に認めさせており
(無意識の内に己の立場や身分を笠に着ているであろうあたりがまた頼もしい)、
相手の目の前で堂々と、複数の少年達と乱交して憚る事が無い、実に生き生きとした悪女っぷりです。

残り2人は女生徒達なんですが、こちらも全然負けてません。
「小悪魔」を通り越して「中悪魔」とでも言えそうな風格で、
情欲のためなら陰謀脅迫なんでもありの、タイプは違えどまさに悪女。
そんな彼女ら3人の黒い会話シーンは、迫力満点です。

これまでの作品では、「女性側は」ハッピーエンドなのが常でしたが、
これだけ悪女が揃えば、当然その結末もまた腹黒くなり、珍しくも「後味が悪い」というか
「不安が残る」終わり方になっています。
しかし、「背徳」をちゃんと「背徳」として、変に市民権を与えたりせずに描いている点が強調されるので
これはこれで魅力的な終わり方と言えましょう。
(やはり「道徳」がキチンとしていてこそ「背徳の喜び」は最大に際立つというものですから)

これらの内容を過去最大の70ページというボリュームでしっかりねっちり描いてくださってるあたり、
待ちに待った甲斐は十二分にある力作です。

* 為必填項目)

緣由*