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「和み隠れ家 あまえた楼 葉奈琵」 へのレビュー

オススメ! じゃんだらりん

2015年11月06日   伊達さん さん

このレビューは参考になった x 1人

レビュアーが選んだジャンル :

かわいい。
それに尽きる。

というわけでサークルVOICE LOVERのシリーズ作品の中でも糖度高めのあまえた樓シリーズ、その中でも一番お気に入りなこれ。

なんでこんなカワイイのか?
調べてみると、愛知の方言である三河弁の大きな特徴は語尾の「じゃん・だら・りん」、「ら抜き・れ足す言葉」等。

「ちぃーとお昼寝でもしようかしゃんね…」
「こうして葉奈琵の手をあてると…真っ暗だら」
「お兄ちゃんも食べりん」「耳の中、見せりん」

タメ語感というかすごく距離感の近い言葉だなと。
ここでは「りん」、特に炸裂しまくります。
はい、こんなん喋る女の子、完全に可愛いですね。ずるい。
ちょっとツンデレ質というのかな?そういう声質で、拗ねからの甘えというヴァリアブルコンビネーションを
ガンガン決めてくるのでもう耳がニヤニヤして大変。
甘え方には猫系と犬系とあると思うんだけど、この子は完全猫寄り。
計算高さと好きがちょい屈折してるとこと…そういうのもスッゴイいいなぁ…と。

あまえた樓というと後半のノスタルジックな添い寝パートも名物で、葉奈琵はその名前にちなんだ話をしてくれる。
声での情景の表現がうまくて、映像が浮かんでくる。
で、これがまたやけに郷愁をくすぐるような話なんだ。
誰もがいつか持っていて、誰も今はもう失くしてしまったような。
少しせつなくて、眠りに落ちる間際で、また会いに来よう、と思う。

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