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「天使と悪魔の相反催眠」 へのレビュー
2018年01月12日 伊達さん さん
このレビューは参考になった x 2人
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F・A・Sさんの作品は、『4ジゲントリップ催眠』で音楽を利用した独創的で完成度の高い催眠誘導に魅了され以降の作品も聴きながらも、正直イマイチ乗れずにいた。 それはたぶん自分の性癖のところがそこまでMになりきれずに、"闇堕ち"に始まるダークな要素にどこか違和感を覚えていたのだと思う。 証左に、ライターさんが掛け持ちでシナリオを担当されている兄弟サークルRubCraftの『バーチャルデート催眠』は大好きな作品で、甘ラブ系催眠の傑作と思っている。 そこで今回の作品、双子ものは好きだけど葛藤系ということはやはり…と不安に思いつつ聴いたのだが、これが大傑作。 悪魔と天使の板挟みになって、悶々と苦しむことになる…と思いきや、二人が巧妙に言葉を絡み合わせながら、こちらの心を一番幸せな場所まで連れていってくれる。 それは悪魔が背徳:性的な、天使が幸福:心的な、という典型的な二分法ではなくて…むしろそれを逆手に取るようにして…進められる。例えば、「堕ちていく(悪魔)」「昇っていく(天使)」と言われたとき、より強く性的なイメージを喚起するのは後者の方ではないだろうか? 考察モードに入りつつあるので自分が感じたことをスパッと言うと、この天使はエロい。 しかもそれは優しければ優しいほど、甘ければ甘いほどエロいという、催眠音声ならではの隠喩のエロさだ。 聴いていて後半はもう、優しく生真面目そうな声で言葉巧みにこちらを絶頂に導こうとするこの天使の甘エロさに頭をドロッドロに蕩かされてしまった。 この作品は自分のような、"M向け"に乗り切れない人にも、いや、むしろ『バーチャルデート催眠』みたいな路線が好きな人にこそ試してみて欲しい。 心が温かい海に溶けるような陶酔と甘い官能、…そしてこれを忘れちゃいけない…上等なチーズケーキのような後味がもたらす夢見の良さを保証する。
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