舉報鑒賞

ヒロインの明日菜は主人公の元部下であり、もともと主人公に好意を寄せていた。
主人公はいたって真面目な人物であり、その上明日菜のことを「元部下」「息子の嫁」としか見ておらず、どうこうする気はまったくなかった。
しかし、明日菜の好意が微妙な圧力となって、二人の関係は徐々におかしな方向へ流れていくのである。

激情に流されるままに身体を重ねてしまった後でも、二人の関係は一筋縄ではいかない。
主人公が押せば、ヒロインは拒む。主人公が自責の念に打ちひしがれると、ヒロインが寄り添ってくる。
お互い好意を持ちつつも、良心が拒んでしまう。しかし惹かれる気持ちは止められない。
この二人の関係の微妙さがなかなかいい雰囲気を出している。

グラフィックも綺麗だし、シーン数もそこそこあり、コストパフォーマンスは悪くない。
シチュエーションが気に入ったのなら買って損は無いと思う。