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「ふたりの人妻OL 残業時間の浮気セックス」 へのレビュー

塾妻に甘え、若妻を責める

2015年04月18日   SKKS さん

このレビューは参考になった x 1人

上司の四十歳妻と同期の三十歳妻(どちらも子持ち)との浮気セックスを比較するという体で話が進んでいく。包容力のある熟妻には若い欲望を優しく淫らに受け止めてもらう。罪悪感から拒むそぶりを見せる若妻は容赦なく責めて快楽を覚え込ませる。こういう流れである。
画力は今一つだが、構図と展開は天才的である。塾妻においては、年上の余裕や色香を漂わせつつも若い男の欲望を向けられることに喜びを感じる熟女のかわいさ、子供との電話で母親の顔に戻りながら絶頂を迎えるどうしようもないいやらしさを的確に描き、若妻においては、関係を絶とうと思いながらずるずると流され、頭で拒否しながらも快楽に溺れて蕩けきってしまう女の弱さと淫らさを見事に描いている。欲求不満な塾妻はこう責め、快楽と理性の間で葛藤する若妻はこう責めよ、というお手本のような描写であると思う。
なお、作者曰くこの作品は「寝取られ」らしいが、寝取り視点のみで展開されるため実質的には寝取りものである。寝取りは抜けるが寝取られは抜けない、という人も安心して読める。逆に、寝取られを期待すると肩透かしを食うかもしれないので注意が必要である。

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