舉報鑒賞

魔法少女のヒロインを操作して、島に悪さをしている魔女を倒すために冒険するRPGです。

ルルカは、魔法学校の試験として地上界に降りてきて、親切なおじさんの元で下宿し隣の女の子と仲良くなり、町の皆さんと交流します。
この辺りは正統派の魔女っ子、魔法少女ものらしく、やっていて安心感や懐かしさを覚えるでしょう。

また、レベルアップするごとに魔法を一つずつ習得していく所は魔法使いらしく、RPGの原点とも言うべき成長の楽しさがあります。アイテムを集めて合成し装備を整える所やダンジョンの攻略など、RPG部分は手堅く作られています。

そしてエロRPGの基本とも言うべき「コスプレ」「衣装破損」「敗北H」「エロイベント探索」もしっかりと、こちらも手堅く網羅されています。

一貫してコミカルな世界観で、しっかりとHになりつつも悲惨な所はなく、ルルカも極端に淫蕩に耽ることなく、かといって潔癖でもなく、Hに対してフラットに受け入れるところが素晴らしいです。

見事なのは、ストーリーが進行し、Hイベントを回収するごとに段々と解放されていくエロ衣装へ抵抗が薄れ、露出への興味が増していく所です。
おっぱいが丸出しの格好で外に出たらどんな目で見られるか、気にしながらも外に出てみたい……それを思わせるような表情やコメントがグッときました。
最終的に全裸徘徊することができますが、人々はヒロインに誘惑され手を出すことはあっても、彼女を嫌い、痴女扱いすることはほとんどありません。

唐突な露出に対して理解のある民衆は、あるいは拍子抜けされるかも知れませんが、この作品には大変マッチしていました。
体験版でヒロインの性格が気に入ったなら、そして、段々とHや露出に興味の湧いていくヒロインが見たいと思ったなら、お勧めです。過激な衣装で扉を開ける時のドキドキを味わいたい人にも。