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ある程度音声作品に触れており、音や声に性感を覚える感覚を掴んでいる、かつ、自分の体が自分のものでなくなる不随意な感覚を求めている方には是非ともおすすめしたい内容です。

　中身についてはサンプルにある通り、「キーン」といった高音や「ぐちゅり」という効果音、そして言葉が織り交ぜられた内容となっております。また、言葉づかいについてですが、サンプルで感じたよりはマイルドに聞こえ、いわゆる「淫語」「卑語」とまでは行かないので聞きやすかったです。

　タイトルや説明文から相当に激しい内容であることは十分に理解できるものとなっておりますが、同時に、しっとりとした甘い心地にもなれる展開であることを強調したいです。男扱いされないこと、人間扱いされないこと、けれど、ただ傷つけ打ち捨てるのではなく、それでも構ってくれる、受け止めてくれる甘さが、強い快感に震えた後の体に染み渡ってきました。

　あえて一言でいうなれば「飴と鞭」なのですが、打算的なところを感じさせない声音、セリフで構成されており、とても心地良く余韻に浸ることが出来ました。