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「ヤンデレメイドに愛されてしまう音声」 的鑒賞
2010年11月12日 のの@ぴろ 先生/女士
このレビューは参考になった x 4人
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先に言っておく。この作品、重度のヤンデレファンには向いてない。 ナイフを腰だめに構えて「どいてご主人様そいつ殺せない」 そんな、お決まりを期待しているなら、ちょっとがっかりする。 はっきり言ってしまえば、この作品、ヤンデレの王道を外れてる。 だけど、それを勘案した上でも、あまりある『かわいさ』があった。 従来の作品は『もうすでに病んでいる』 または『病んでいない』からあるきっかけで一線を越える。 なのに、ここのメイドさん 『病んでいる』のでも『病んでない』のでもなく——終始『病みかけ』なのである。 ヤンデレなのにヤンデレじゃなくて、ヤンデレじゃないのにヤンデレ。 やんだ女の子本来の『いとしさ』を、王道から外れて表現してる。 聴いてみないとわからないような、絶妙な味つけ。 なんていうのかな。 本当にだいすきなら、相手のことを傷つけないよね。そういうふつうの女の子。 いちずで、けなげ、つくしてくれる『おんなのことしての、めいど』 ふぁんさんの演技が、それをさらによく表現してる。 冒頭でヤンデレファンには向いてないといったけど、 むしろヤンデレ好きにこそ聴いてほしい。 ——本来のヤンデレってこういうモノじゃないだろうか。
(* 為必填項目)