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「やわらか淫語ぷち~ロリお狐様の癒らし甘宿り編~」 へのレビュー -> Recensione per "やわらか淫語ぷち~ロリお狐様の癒らし甘宿り編~"

オススメ! 帰ってきたアイロンは、いつも以上に凄かった。

30/04/2016   ステーキ

このレビューは参考になった x 7人

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同人音声がメジャーになって数年。あのアイロンウェアーが、このタイミングで帰ってきてくれた。
それも、昔よりも磨きが掛かったクオリティでだ。
話の内容は至ってシンプルで、ロリババアのお狐様に手コキや筆卸しをしてもらうといった内容。
それでありながら、台詞回しや話の構成に至るまで実に巧妙だ。
ハッキリ言おう。今回のアイロンウェアーはいつも以上に凄い。

神社や和室という、身近な舞台を題材にしながら
一方で狐耳のロリババアというファンタジーなキャラクターを起用しており、
日常の延長線上にある非日常を上手く演出している。
シチュエーションは雨宿りで神社に来たところをロリババアに誘われて、と言った具合。
そこにいつもながらのおねショタ属性や、俗にいう“バブみ”といった
母性を前面に出した話が繰り広げられていくのが実に心地良い。
“バブみ”は流行してはいるものの、音声でやるには
どうしてもリスナー側の抵抗心が出てしまうだろう。
成人男性が母性を受け入れるのは、恥ずかしいからだ。
そういった抵抗心を、優しく丁寧にロリババアは紐解いていく。
“まだ坊やだから”、と。

また、大山チロル氏演じるキャラクターの口調から漂う包容力は
“ロリババア”が持つ円熟さをこれ以上ないくらい絶妙に表現しており
催眠音声の導入部を聞いている時よりもはるかにリラックス出来た。
いかにもロリっ子めいた声でありながら、台詞の節々から“お姉さんオーラ”が漂っており
それにより心の底から身を預けたくなる。
先述した雨宿りのシチュエーションも相まって、聞き終わるのが名残惜しかったくらいだ。
聞いているだけでここまで穏やかな気持ちになれるって、早々ない。

行間をくみ取りにくい音声作品において、こういった話を作れるのは天才としか言いようがない。
疲れ切ったココロに癒やしが染み渡っていくかのようだった。本当におすすめ。

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