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まず、この作品についての全体的な印象ですが、
同サークルの今までの作品に比べて、
明らかに一皮剥けたなと感じました。

それは、視覚的な技巧についてはもちろんですが、
むしろ、全体の構成を考えるにあたって、
作者さんは相当に研究なさったのではないでしょうか。

手短に良かった点を上げるなら、
思っていたより作風が和姦寄りだったのと、
三姉妹それぞれのエロシーンの配分に偏りが出なかったこと、
それに、孕ませやボテ要素がちゃんとあったことです。

なお、このレビューは、これ以降はネタバレ多めですので、それが嫌な方はお気を付け下さい。

さて、私がこの作品について感心したのは、
登場人物が今までの同サークル作品に比べてやや多めで、
かつ設定もしっかりとしている上に、
ボリュームもあるので、読み物としても読み応えがあったという点です。
ちなみに、CGの基本枚数はおおよそ16枚くらいでした。

また、場面に合わせて、立ち絵を効果的に使用しているのが印象に残りました。
特に、ある姉が主人公に犯されて、
半裸で涙目レイプ目になっているところに、
既に調教が進んだ他二人が、発情しつつもバツが悪そうに入ってくるという場面での、
三姉妹それぞれの立ち絵は、まさにここが物語の転換点であるということを印象付けています。

エロシーンに関しては、
まず冒頭で主人公の置かれた立場を印象付けると共に、復習への動機付けを行ってから、
各姉妹ごとの設定を生かした陵辱シーンに入るので、
ストーリーを重視する読者も引き込まれるでしょう。

更にエロ関連について言及するならば、
姉達に対する主人公の逆襲という点でエロ行為に一貫性がある一方で、
体位やプレイ、コスチュームのバリエーションもそれなりにあり、
姉妹達が絶頂時に晒すアヘ顔も極端なものではないので、
実用性は十二分だと言わざるを得ないでしょう。