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ハードと自称されるだけあって、実際にかなり徹底されたドミネーション描写を楽しむことができます。
失禁、排便というインパクトのある要素を含みながら、しかしそれだけに頼るのではなく、構図の全てから、悲惨なまでの無様さが漂っています。
急所攻撃からの、うずくまったまま失禁するシーンは、リョナラーにとってまさに垂涎ですね。
扱っているコマは小さいですが、変身解除の描写もあります。
上級リョナの教本とも言える内容であり、相当ハードなリョナを期待される方であっても、十分に満足できる一品です。

一方で、本家で展開されているような、エリョナ要素はなく、完全にリョナ特化となっています。
また、終盤では変身解除身バレなどの、生々しい精神ダメージ描写が含まれており、肉体的なリョナは好きだけど精神リョナは苦手、という方は少々注意が必要です。

リョナに対する作者の拘りがギッシリと詰まっており
また、ショコラ敗北後のシーンではハルカ、マヤ、カノンといった、本家のお馴染みキャラもちゃっかり登場するなど、魔法少女ショコラやその世界観に対する思い入れも感じられます。

ファンブックという言葉に恥じない一冊であり、好みは分かれるジャンルであるものの、一人でも多くの本家ファンに楽しんでもらいたいと思える一冊ですね。