รายงานรีวิว

相変わらずにこのサークルさんのヒロインピンチは極めて完成度が高いです。

物語の本編は白い魔法少女「ハルカ」の戦いから始まるものの、序章として青い魔法少女「ショコラ」との絶妙なコンビネーションによる戦闘シーンや、ちょっぴりエッチな百合シーンなどがあり、この作品一本でふたりの「友情」を超えた関係と、変身ヒロインとしての無様な敗北、そして愛で結ばれたふたりがとんでもないことになってしまうBADENDまでをじっくりと堪能できます。

毎度のことですが、イラスト、文章共に完成度は極めて高いです。
CG+ノベルという形式ですが、十二分なボリュームのイラスト群に文庫本の小説をまるまる1本突っ込んだようなボリュームで、イラスト目的でも文章目的でも量に不満を感じることはまずないかと思います。

非常に多くのエロ要素が詰め込まれているのですが、特に濃いのは「ふたなり」「レズ」「触手拘束」そして「エナジードレイン」要素でしょう。

触手に縛られ、目隠し・猿轡・マスク型などの触手に口や視界を塞がれながらの壮絶な快楽責めを受け、遂には正義の魔力を宿したふたなりエキスが虚しく宙に打ち上げてしまう…
そんなエナドレファンなら勃起間違いなしのシーンが、他に類を見ない完成度で描写されています。

本文中では「ブーツ」「手袋」をはじめとしたコスチューム関連の単語が次々飛び出し、ヒロインの誇りであるコスチュームまで穢されてゆきます。
イラストでもコスチュームの汚れが良く描写されており、コスフェチ、着衣フェチにもオススメです。

シリーズのファンとして難点を上げるとすれば、ショコラちゃんの青コス姿が殆ど見られないことでしょうか。
最後のシーンで魔力を失いすぎて赤コスから青コスになっちゃう描写とかあれば最高でしたね。