舉報鑒賞

本当に「一区切り」なのかにかなり不安を覚えると同時に酷く続きが気になる作品でした。
都合6人の魔法少女なオッサンが揃い、ラスボスとの因縁の一端が示され、何やら根深い過去の出来事を、そして続く謀略を予感させる第六巻目。
地味に渋いセリフ、合間に挟み込まれるネタやギャグ、緩急に富んだ、しかしある意味安心出来る王道展開。
それでいて気になる続き、と、『すごい』としか言いようのないお話。
このまま続くのか、あるいは第二部的な続きになるのかが聊か不安ではあるものの、終わりまで走りきってほしいと思う作品。
隠されたネタが18禁との事なので、そのあたりもどうにか形にして頂きたいところ。

番外編と言うべきなのか、それとも大魔女モスチル側(?)の設定と言うべきか、「ミルクベンダー」と言う酷くダークで狂気的な短編もあり、展開の奥深さを感じずにはいられず、「ミルクベンダー」側のお話も読んでみたいと思いました。