舉報鑒賞

擬人化された乳牛…というのには留まらない愛らしい生き物
「ちちうし」を育て愛で、その過程で自堕落な生活から這い上がるという
深い構造を持った(?)RPGです。

ちちうしを育てたり、牧場を大きくしたりと、多少シミュレーションゲーム
のようなところもあるのですが、パラメーターもシビアではないですし、
何より期限が決められていないので、時間さえかければクリアできるように
なっているのが、そういうのが苦手な自分には嬉しいポイントでした。

このサークルさんの作品は、少し突き放したようなクール感があり、
それがゲームというジャンルと合っていて良い感じです。
語り過ぎないが故の抒情感、というか。

個人的な話になりますが、ゲームをしていて自分を見ているようで
胸が苦しくなったので、ゲーム内と同じくゴミの日を調べて、
リアルの自分の部屋を片付けました。
自分には、金持ちでツンデレの幼馴染も、二人三脚で頑張ってくれる
ちちうしも居ないので、これ以上の展開はないと思いますが、
部屋を片付けられただけで感謝です。
ダメ人間のリアルな生活まで影響を与えた良ゲームということで。