舉報鑒賞

シリーズ6作目で完結編。

　男性でありながら女装で通学する転校生に心を惹かれるように
なった主人公。

　どこか奔放で投げやりのところもある彼女に誘われるまま
身体の関係ができるが、彼女は自ら望んで多くのクラスメート
にも抱かれ、主人公を戸惑わせる。

　というのが前作までの話。

　心を決めて交際を申込もうとする主人公に対する
彼女の答えは、大勢に弄ばれる自分の淫らな姿を
見せつける事だった。

　それはそんな汚れた自分を本当に愛せるのか、
との問いかけであり、彼女の心の奥底からの叫びだった・・・

　寝取られもので終わるのではと危惧したが、一応ハッピー
エンドでよかった。だが主人公は今後も翻弄されて苦労しそう。

　主人公とヒロインのエッチシーンが無いのがちょっと残念。
最後は盛大にやってほしかった。

　ヒロインの造形がとても魅力的な作者なので、今後に期待。