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「ウルトラ戦姫物語 ~ターゲット:α~ 前編」 へのレビュー

オススメ! ウルトラヒロインもののマスターピース到来

2014年05月02日   骨格機械 さん

このレビューは参考になった x 4人

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近年ネット上で人気の創作コンテンツとなっている「ウルトラ戦姫」を題材とする小説作品。挿絵イラストを手掛けているのは、「ウルトラ戦姫」の創始者らすとがーでぃあんP氏。小説を手掛けるのは、長年個人サイトにてヒロインピンチもの・ハードリョナ系の小説を発表してきた草宗氏。pixivでは本作の前日譚である「ウルトラ戦姫物語」が公開されている。個人的には、草宗氏はヒロインピンチを描く書き手の中では、商業も含めて屈指の筆力と情熱の持ち主と考えている。

ビキニ+アーマースーツを纏った巨大美少女ヒロインたちが、敵怪獣・星人たちの姦計にはまり、絶望的なピンチへと陥るという流れ。圧倒的なハードリョナ描写と、それ以上にハードなえちぃ描写は、いつにもましてこの作品に賭ける筆者のパワーを感じさせてくれる。

本家ウルトラ戦士をモチーフにしたヒロインたちは、戦闘の方法や傾向までも本家さながらであり、ピンチのみならずバトルの機微もしっかりと描かれる。それぞれのヒロインの能力に応じた弱点を突かれ、傷の癒えぬ満身創痍の戦いを強いられ、必殺光線もエネルギー吸収能力によって防御される、圧倒的な絶望感。そして共通にして最大の弱点であるカラータイマーへの攻撃を受けて激しく散っていく戦姫たちの姿は、まさに「ウルトラ戦姫」だからこそ表現できるもの。

本作だけでもかなりハードで満腹感を感じるレベルだが、なんと三部作構想とのこと。続編に期待がかかるところ。

ヒロインのピンチとリョナというワードに興味のある方、またそうでなくとも「ウルトラ戦姫」という言葉に引っ掛かりを感じた方は、ぜひ手に取ってみてほしい。正直言って、ヒロインピンチものとしてもウルトラ戦姫ものとしても、マスターピース(古典)となるべき作品である。

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