舉報鑒賞

ゲームブックとRPGを融合させたような雰囲気の作品。
ナレーションの独特な語りが特徴で、知ってる世代なら思わずニヤリとするかも。
探索を重視した作りで、1つの行動に対し複数のアプローチの仕方があり、基本的には何を選んでも話を進める事ができる。
行動の選択によっては主人公が酷い目に合うのはお約束。
短編作品ながら内容は中々。
…なのだが後一歩作り込みが足りない。
プレイヤー=主人公なので、主人公であるアイシャと言う人物の立ち位置がフラついている感じがするのと
悪く書くようだが体験版で力尽きたのか、それ以降の部分はフリーRPGのような感じになってしまっている。
多分原因は、宝箱を多く配置しすぎたのと意外と困らない消費アイテムの数
探索の為の移動ばかりで大きな決断をする場面が途絶えた事。つまり中弛みだとは思うが…。
とはいえ良作であることは変わりないので、遊ぶのをお勧めできる作品です。

アイシャは可愛いし、ゲームの目指す雰囲気も良い。
なんだかんだ言ってますが、ぜひアイシャ主人公の続編を望みます。