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「生殖の檻」 的鑒賞

こういうの待ってました。

2015年10月05日   kenturugi 先生/女士

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未開の無人島で、女の子一人&性に飢えたケダモノたち、医療技術もなく避妊処置などできず、絶え間なく力の限りの子作り。溜まりすぎた性欲を満たすために、己の遺伝子を次世代に受け継がせるために、種族繁栄のために。生き残るために、守ってもらうために。恥も罪悪感も微塵もなく子作り、ケダモノの子を産み続ける。……これぞ求めていた孕ませRPG。
 女の子への陵辱に重きを置いて、忘れがちな出産という生理現象。男とセックスすれば子供ができるという自然の法則、好き嫌い・意思の有る無しは無視して母親になってしまう。大半のゲームのヒロインはそれを無視する。植え付けられて産んだらそのまま、捨ててしまう。そこでリセットされてまた同じことを繰り返す。それなのに清純な少女を気取る、己で悩むこともシナリオで悩ませることもしない。ヒロイン達の内部時間は止まったまま。それはとても……、残念なことでした。
 今作品は、そこに踏み出してくれた。ゲームシステムに組み込んで、必要不可欠な要素にしてくれた。細かな点は気にならなくないですが、この根幹だけはしっかりしている。自分の意思にそぐわない子供を身籠った、でも子供を産み母親になれば、その子どもを育てなければならない。少なくとも血の絆ができてしまう、それは切っても切れず受け入れるしかない世の真理。そのことを是だと思われる方々は、ぜひ今作品をプレイしてみてください。

* 為必填項目)

緣由*