レビューを報告する

  • 1.情報入力
  • 2.報告完了

このレビューを掲載しないほうがよいとお考えの場合は、理由をご入力の上、[報告する]ボタンをクリックしてください。
この報告は、レビューの削除をお約束するものではありません。内容によっては、削除されない場合もございますのであらかじめご了承ください。

「ヒプノタイマー」 へのレビュー

オススメ! 濃密な一作でした。

2014年01月16日   Tikuwabu さん

このレビューは参考になった x 5人

レビュアーが選んだジャンル :


 快楽を与える時計に犯される、というコンセプトの作品です。
 その意味で非常にオリジナリティ溢れる作品で、毎度ながらその発想の非凡さには感心させられます。
 これがまた強烈なドライ作品でして、本編は他の作品に比べてやや短いのですが(40分ほど)、そうとは感じさせない濃密さ。
 催眠への導入も凝っていて(毎回毎回凝っておられて、ここも深く感心するところです)、個人的な感想ですが、この催眠導入は他の作品を楽しんでからその違いを楽しむと良いのではないかと感じました。
 設定もやや特殊だし、他のオーソドックスな作品を楽しんでからこの作品を選ぶと、より深い楽しみが得られるのではないかな、と思うところです。

 声も素晴らしく、改めて確認して「ああ、ことねさんだったのか」と成程するくらい、微妙なさじ加減で辛さと甘さをあわせたサディズムでした。
 何度も誉めながら、実際には結構えげつないことをしている内容には、なんだかマゾへと調教されているような心地になりましたね。
 それがまた実に心地良いのだから、ことねさんのサディスティックな演技は本当に素晴らしい。

 個人的には、こういう非人間的な快楽とはあまり相性が良くないようで、一度聴いたかぎりでは上手く乗り切れませんでした。
 でも、その構成には聴きながら深く深く感心いたしました。本当に上手いんですよね。
 静と動を上手く扱った構成が本当に素晴らしい。
 入りきれなかったのが悔しいので、またリベンジしたいところです。

 催眠作品に親しんだ人向けだとは思いますが(繰り返し言うけれど、さすがに設定が特殊です)、そうした人には強くお勧めできる作品ですね。

* は必須項目です)

理由*