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「桜 -SAKURA- 紅響楼閣」 へのレビュー
2017年04月19日 Tikuwabu さん
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本作は東方紅魔郷のオケアレンジ作品で、主要な楽曲を様々な形でアレンジを施した音楽作品です。 全17曲、69分と厚みのある内容になっております。 壮大なテーマで始まる2曲目「夜に群がる妖蝶たち」などは正統派のオーケストレーションですが(主題を高らかに吹き鳴らすペットが勇壮です)、3曲目ではなんちゃって江戸感のある楽曲が配置されてます。 そして4曲目にはユーロビートリミックス、とかなり幅のある編曲ですね。「凶月の降魔時計」では咲夜さんらしいクールさを感じるメタル調の編曲が為されています。 とはいえ、基本は正統派のオーケストレーション。「陽炎の都、白日の租界」や「紅い霧に滲む花びら」ではピアノ協奏曲的な側面が強い。 チェンバロから始まる「紅い狂気の継承者」などはまさしく正統派です。ザッツラスボスバトルですね。 ただ、個人的には鉄琴が幻想世界を織りなす「釈放された永遠を抱いて」なんかがお気に入りです。こうした叙情的なニュアンスを出すのが趣味工房にんじんわいんさんは上手いなーと。 長くなってしまいましたが、東方のアレンジ作品で正統派なオーケストレーションをお求めの方にお勧めの一枚です。 興味をお持ちの方はぜひどうぞ。お勧めしておきます。
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