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いつものモルストらしく常軌を逸しています。
ハッキリ言ってかなりのかなりの問題作。
モルストの中でも上位に食い込むハードな作品だと思います。
なんせ実際に完走すること(作品の指示をすべて実行すること)を作者自身がストップをかけています。

そういった理由もあるので、この作品を聞かれる際には必ず注意書きには目を通すようにしてください。

さて、本作品の内容ですが、淫魔(クロエ様)の口調はモルスト作品の中でもキツい部類に入ると思います。
かなり嫌悪感を煽る描写も繰り返されるため、精神的に強く責められます。
プレイ自体も一線を越えてしまっている感は否めません。

甘め、ソフトな責めを期待している方や不慣れな方には刺激が強すぎるかもしれません。
モルスト作品が初めての人についても他の作品を試してから購入を検討された方が良いかと思います。

モルスト入門には向かない作品です。

しかし、作品の質は一級品。
モルストらしさが濃密に詰め込まれています。

油性ペン、リボン、カメラ、身分証明書。

特に、これらの準備物を見て興味を増す方には是非とも聞いて頂きたい作品です。
きっと貴方の期待を裏切ることはありません。
それどころか期待以上に”最低”なプレイを楽しませてくれるでしょう。

本作品は射精後も話が続きますが、従来よりも最後までプレイしやすく配慮されています。
自分のタイミングで2回戦に入ることができるように配慮されているため、賢者タイムを避けて続けられます。
今まで複数回射精する作品(例えば搾精催眠)で断念されていた方でも楽しめるかもしれません。

そしてなにより、ことね様の嘲笑がマゾの心にゾクゾクとした快感を与えてくれます。
人間以下の奴隷に向けられた笑い、言葉そのすべてが聞く者に絶望と快楽の狭間に突き落としてくれます。

どん底に落ちてみたい変態にのみお奨めできる迷作です。