舉報鑒賞

家が貧しい為に雪国でマッチを売り生計を立てている無垢な少女が、売春という裏の道に踏み込んでいく様を描いた売春モノHRPG。

本作最大のポイントは、作者さんが着せ替え要素以外はおまけ!と豪語するだけあり、HRPGは山ほどあれどここまでのボリュームは見たことが無いというレベルの立ち絵着せ替え要素。
余りにも差分が多すぎる為に基本的にHシーンには適用されないという少し残念な点もありますが、現代風な衣装からマニアなモノ、普通に考えたら出歩けないであろうHな服まで、各部位に存在する大量のコーディネートから自分好みのヒロインに着せ替え、その組み合わせに応じて色気が上がり売春額が増加していく、というシステムは独特で面白いですね。

またそれ以外がおまけレベルなのかと言えば異なり、基本枚数が少ないながらも大量の差分でヒロインの売春への慣れを段階的に描いていく様や、ヒロインの過去が徐々に明らかになって行き、最後にはジーンと来るような感動系の素晴らしいストーリーまで、すさまじい作り込みが見える作品でした。

シーン傾向としては基本的に売春なので無理矢理なモノや陵辱は無く、無垢故に恥じらいを感じながらも性に染まっていくヒロインの心情や、メインで登場する男側もほんわかとするような優しい性格揃いで、売春モノにありがちな嫌々という雰囲気が余り無い一般的な和姦モノ寄りのシーンになっているのが特徴ですね。
Hシーンはメイン男キャラとのテキスト有りで進む長めのものと、カットイン表示で終わる街でのモブ売春の二種類がありますが、前者は徐々に過激な売春を行っていき、性に溺れていくヒロインを段階的に描き、後者は差分CGを効果的に使用した、一瞬ながらもエロスを感じる出来になっているのが素晴らしいですね。

豊富な着せ替え要素と、ほんわかとした雰囲気で進む売春メインのRPG作品。
ぱっと見でピーンと来た方は、是非!