舉報鑒賞

モノクロ同人誌風のグラフィックと、やり込み要素のあるRPG部分が魅力的なKICHUREAさんの最新HRPG作品。

今作は数作前の「レシカちゃん」を踏襲した女性主人公1人旅RPGで、ランダム配置かつ入場の度にLvが1にリセットされるシレン風のダンジョンを潜っていき、ラスボスを討伐する事を目的とするシステム。
使うまで効果の分からない取得アイテムから、戦闘中に突然閃くスキルまで、全てがランダム要素の塊のような作りであり、ハマった攻略法が次も使えるとは限らない、毎回違った楽しみ方で戦える部分が独特ですね。

H部分に関しても、過去作と比べて価格上昇分パワーアップしているという感じで、敵の種別毎に戦闘中HCGが変化したり、敗北時の文章付きHシーンも変わっていたりとバリエーション豊か。
また道中いくつかある街ではおなじみの対人H等も多く、実際にヤッた相手や、衣装露出などで裸を見られたNPCは次回以降反応が変化したりと、細かい部分も作りこまれている感じがしますね。

ゲーム全体としてのボリュームを考えると、きせかえ要素が少なかったりダンジョンが短かったりと、2000円クラスと考えるとやや不足感はありますが、怒涛のHCGやシーンのボリュームは価格分過去作よりも上がっている感じがしますので、過去作が楽しめている方であれば満足の出来になっているのではないでしょうか。

全体モノクロという、一見面食らう見た目ながらも、エロさは流石の一言と言える一作。
氏の作品好きであれば勿論、サンプルCGの雰囲気に惹かれたという方は是非!