Rapportera granskning

親の残した多額の借金により没落し、家を娼館として改築し生きる事を提案された世間知らずのお嬢様を描く、退廃的なストーリー重視なHCG作品。

ストーリーのメインとなるのは、娼館として改築を契約する夜、ヤケになったようなヒロインが娼婦の練習として下見に来た魔物の建築業者達にHを持ちかける部分となりますが、あらすじだけ見ればエロだけな展開なのかと思いきや、バックボーンをしっかりと描いたストーリー描写や心情描写、余りノリ気ではない男側など、一般的な作品とはやや毛色の違う、インモラルでありながら女性上位とも違う濡れ場、独特の退廃的で描かれる作品となっています。
その上男側も人型な奴もいますが基本的には魔物の業者というファンタジーな設定なので、異種姦のようでありながら人間味のある、この作品にしかない、とも言えるような雰囲気を描き切っているのは凄い点と言えますね。

またストーリー重視型と言ってもエロさが薄いわけではなく、オーク型や触手型の魔物との絡みを描いた濡れ場は、肉感ある描写と構図がまたエロスな出来栄えになっており、娼婦なんて簡単でしょとそっけない態度だったヒロインが、段々と肉欲の魅力に取り憑かれていくような流れもまた展開的に素晴らしいと言えます。

和姦とも陵辱ともまた違う、独特な雰囲気を持つ本作。
異種姦嫌いでなければ楽しめるかと思われますので、サンプルからも伝わる独特さに惹かれた方は是非。