レビューを報告する

  • 1.情報入力
  • 2.報告完了

このレビューを掲載しないほうがよいとお考えの場合は、理由をご入力の上、[報告する]ボタンをクリックしてください。
この報告は、レビューの削除をお約束するものではありません。内容によっては、削除されない場合もございますのであらかじめご了承ください。

「【箱庭耳かき】安眠店 道草屋 はこべら【耳舐め】」 へのレビュー

オススメ! それは、春の夜の織り上げし幻夢(まぼろし)

2014年04月15日   しもつきなかの さん

このレビューは参考になった x 4人

レビュアーが選んだジャンル :

私の行き付けの「道草屋」は、もうすぐバスの終点が近い、山あいの村々の合間にある。
町を出て数時間、夕暮れ深いバス停の前で、私を出迎えてくれたのは、
町を出る前の日に予約指名しておいた彼女だ。
慣れた夜道を手提灯片手に歩み、優しく静かな声は、何とはなしに訥々と問わず語り。
ともすると触れそうで、でも決して触れる事のない彼女の指先が、あと行く私を導いてゆく。
春霞の精霊のような姿の彼女の名は「はこべら」という・・・。

・・・と、受け手のこんなインスピレーションが沸きあがってしまってもオカシクない出だしから始まる、この作品。
中身のオハナシはアレなんで抜きにして、さらっと行きます。

総論として「せり」サンの時に書いたコトと同じなんですけれど、
「覚めそうで覚めない夢の中」でのひとときを、真に濃密なモノとして感じる事が出来るってのかな・・・。
サンプルで聴く事の出来る、「はこ」サンの優しく静かで、甘い声。
本編での「はこ」サンの声が紡ぐ世界は、本当に「濃密なモノ」として、聴く者の躯体と魂を、やわやわわと蕩かしていきます。
それはまさに「春の夜の織り上げし幻夢」・・・。

視聴後ですが、コンセプト通りの世界を味わう事が可能でしたし、
感受性が敏感なヒトでしたら、得も言われぬ「充足感」に浸れてしまったのではないかなあ。ウン。

実際、ワタシがそうでしたから・・・・・・

+

参考までに、しっかりとした音の出る、後付けのPC外部スピーカーで聴いてみました。
基本はヘッドフォン推奨ですけれど、外部スピーカーでも、何ら遜色ありません。
むしろ、空間の感覚を、そして「はこ」サンの声を仕草をカラダ全体で味わいたいヒトは、一度試してみてもイイかも。

* は必須項目です)

理由*