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高校文化祭でアイドルをプロデュースすることになった!
精力絶倫のアイドル研究部部長がPとなり、レッスンを行い、メンバーを集めて……といったストーリー。

注目すべきはやはり作者自身のアイドルへの造詣の深さ。
高校の文化祭だから、歌もダンスも実在するアイドルグループのものから拝借するわけです。しかし、衣装から見せ方まできちんとアイドル愛を押し出している。

集まったメンバーも個性豊かで一切カブリなし。
肝心のエロですが、アイドル一人にファン複数といったお決まりのシチュエーションではありません。
メインとなるのはプロデュースなので、Pとアイドルおよび関係者の1:1といった構図が中心となります。

そして特筆すべきはストーリー構成。
アイドルとファンの姿はなんぞや。
学園の文化祭という舞台を通じることで、この命題への解答を明確に示しています。
アイドルと、アイドルを追いかけるすべてのファンに捧げられた、想いのこもった一冊です。