استعراض التقرير

「屈服」という一語において完成度を感じる作品です。

本来は男相手でもそれなりに抵抗できるであろうアイドルレスラーを、周到な段取りで弱らせ、凌辱していく。
竿役がまたなんとも妖怪めいた中年男性で、そこがまたほの暗く、恐ろしい雰囲気をただよわせています。

行為の描写も突き抜けているというか、幻想的ないい匂いというよりも、うら寂れたリアルの味わいが強いです。
強い女を屈服させ、マウントをとる。
直接的ではないにせよ、静かな暴力性ともいえるポルノを感じさせる作品です。