舉報鑒賞

気の弱い少年が、逃げ込んだ先に出会った怪しい少女。
少年を慰めるかのように優しくリードしながら寄り添ってくれます。

血の気の無い、透けるような肌の描写がひんやり柔らかそうで、
シャツとスカートの濡れ透け、半脱ぎ状態がいやらしさに拍車をかける。
キスの描写が多い点が嬉しく、密着して離れたくないようなある種依存的な姿が静かな興奮を与えてくれます。

またシーンの切り替えもよく、ストーリーを追うマンガとしても読み応えがあります。

ストーリーを通じて花子さんは成長しますが、成長具合によって三つのキャラクター性が出ていてそれぞれ実用的でした。

優位性はほんのり少女側でありながら、けして命令的でない少女状態。
こちらのMっ気を刺激させてくれながらも、受け身のポーズを見せてくれるお姉さん状態。
完全に主導権を握って、いじめてくれるお姉さま状態。

成長前と成長後に同じ構図のシーンを入れて、体格の比較を見せる描写も細かいところながら素晴らしい。
以前はほぼ同じ体格だった姿が、豊満な身体に沈み込んでしまいそうなほどの体格差になっている点は分かりやすく、かつお姉さまの豊かさを視覚的に演出する点でグッド。

総じて、リードしてくれる女性像にピンとくるならばオススメです。
お値段に対してのボリュームは十分ですので、買って損はありません。