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「蒸れ蒸れパンストOL愛好会」 へのレビュー

オススメ! 男はみんな馬鹿だ

2016年06月23日   ビーセット さん

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当サークルは息もつかせぬ罵倒が有名かもしれないが、今回の作品は女性が己の遍歴を淡々、静謐に語る形式となっている。これが非常に興奮する。なぜか考えた時、思い当たったのが貢ぎ系の話であること。
 女性がいかに「馬鹿なオス達」を手中にしてきたかが語られる事は、その女性に対する視聴者の崇拝に繋がっていく。貢ぎ願望のある人は多分、誰にでも貢ぎたい訳ではない。この方と決めた相手にこそ貢ぐから気持ちいいのではないか。視聴者は女性が自らの戦歴(?)を語っていく様を観賞する中で、徐々に「この方に貢ぎたい」という感情が沸々と醸成されていく。その自分の中で「貢ぎたい」という禁忌的感情が芽生えていく課程にこそ、沁み入るような快感があるように思う。
 また、終始罵倒の圧倒感も捨てがたいが、これには抑揚やメリハリが付きにくい(また常時アップテンポだと耳が疲れてくる時がある)。しかし今作のローテンションの深々と心に染込むような語り口はまるで暗示のような響きがあり、いくらでも耳中に流れ込んでくる。この静謐さが貢ぐ、搾取される、養分にされる、という「陰湿さ」と非常にマッチしている(これは前作の「アブノーマル・ファイナンシャル・ドミネーション」、「女の魅力に破産させられた男の一例」にも言える)。蜘蛛の巣の如く男の心を縛り上げる女性の悪辣さ、少しずつ男を異常者に染め上げていく陰湿さ、男を背徳に引き込んでいく妖しさ、それはまさしく蟻地獄の如く静かに獲物を待ち続ける女性の「静」の部分にあるのかもしれない。いつかヒューマンチェアさんの、もっと非情な、もっと冷徹な、容赦のない貢がせ遍歴を味わってみたいと思わせられる作品でした。
 ちなみに最近、女性の画像を見ながらコトを為していると「馬鹿がまた釣れた」、「私(達)に溺れろ」、「自分で自分を壊せ」そう彼女たちが囁いている気がしてならなくなっている。

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