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「慾嬢フェティシズム」 へのレビュー
2015年10月09日 穂積 さん
このレビューは参考になった x 2人
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様々なシチュエーションを採り上げた短編が9本入った1冊です。 はいる/はぎとる/ひめる/みだれる/かさねる/むらがる/いぢめる/らぶどーる/おしえる と言うのが各章タイトルで、一応上手いこと内容を象徴したネーミングになっています。 例えばサンプルの3枚は「はいる」の章からの抜粋です。いわゆる幽霊が憑依するかのように男が美少女の体に「入る」話です。作品側のジャンルタグに付いている女体化はこの章に該当すると思われますが、一般的な女体化とは微妙に趣きが異なります。自分の体が女に変わるのではなく、別の人格として存在する女性に入り込み、視点や感覚を体感するのです。男では一生味わえない女の着替えや女の興奮などを肌感覚で実感する新鮮さが売りです。 他全部説明してると文字数食いますし、ネタバレにも抵触しそうなので私が一番ツボにはまったのを挙げさせてもらいます。 取材に来た主人公に、若くてピチピチの海女2人が「むらがる」章です。もう冒頭から、こんな格好の海女が実際に居たら目のやり場に困って取材どころじゃない光景が広がっています。海女の薄い装束が濡れて肌に張り付き、乳房の形がくっきりと浮き出て、乳首が透け、女性的な下半身のY字ラインまで惜しげもなく見えているのです。下手に脱ぐよりも、透けて浮き出る感じの方がよりエロく、それを絶妙に表現している安達先生の着衣エロ技術は正に最高の一言でした。
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