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「制服乙女想」 へのレビュー
2016年06月25日 穂積 さん
このレビューは参考になった x 3人
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[作品内容]にある通り短編7話によって構成される百合特化作品です。 肝心な事なのでもう一度言いますが、完全に女×女に終始する作品であり、作中に男はモブしか登場せず、200P近い中で男の台詞(フキダシ)は片手の指で足りるほどです。 7つの短編は同一の世界観どころか同じ町を舞台にしていますが、各話ごとにメインの登場人物が変わって全く違う作品が始まったような感覚を受けます。 それと言うのも代表した主人公という物を設けず、群像劇のようなスタイルであるため、毎回新たなカップルが出会って、同性と言う抵抗感を乗り越えて接近し、肉体的に愛し合うまでを情感豊かに描いています。 それでいて各話の百合カップル達は赤の他人というわけでもなく、あるカップルの片割れが別のカップルの片方と姉妹だったり、「スタンド使いは引かれ合う」かってくらいに至近距離で百合カップルが乱立します。 改めて見返して、さらに138Pの相関図も参考すると、複雑な人間関係が詳らかになり、推理小説の謎解きをしているような伏線が解ける快感も得られる内容です。 女同士で愛し合う抵抗感、社会人×学生の歳の差、モデル体型の相手と未発達体型の自分を比較した同性だからこその引け目、別の女と談笑する相方を見ての嫉妬、女性特有のおくゆかしい恥じらい等々どこまでもリアルに女同士が人目を忍んで愛し合う苦悩を深く描写していて、おそらく小説化しても面白いタイプの作品です。 その上で、同性だからさらけ出せる無防備な裸体を重ね合う情景が通常のHとは一味違ったエロさを感じさせてくれる作品です。
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