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「爆乳女将 ~癒され人妻孕ませの湯~」 へのレビュー

絵が白黒で音声が無いだけのゲーム本編そのもの

2017年07月02日   穂積 さん

このレビューは参考になった x 3人

こちらのレーベルの電子書籍を買うのは初めてだったのですが、最初はPDF化の際に設定を間違えたまま販売してしまったのかと思いました。
というのも、1ページを1ページで表示する「単一ページ表示」ができず、どうやっても「見開き表示」になってしまうからです。
しかし、読み進めるとミスではなく、こういう仕様なのだと推察できました。
サンプルでも垣間見えるように元になった「爆乳女将 ~癒され人妻孕ませの湯~(VJ009410)」および「〃~濃いめ~(VJ009510)」のゲームイラストを惜しげもなく使っています。
一般的なR-18小説の挿絵の枚数が多くても片手の指程度だとしたら、本作はゆうに4倍以上です。
あまりにも大胆にイラストを盛り込んでいるがゆえに、小説の挿絵を超えて漫画の見開き大コマみたいになっているページがあるのはサンプルにも掲載の通りです。
作中に注釈があったわけではないものの、おそらくはこれが理由です。
小説なのに見開きにしないと成立しないページが存在するので、苦肉の策として見開きに固定した状態で販売しているのだと思います。
その甲斐あって、並大抵のノベルとは一線を画すと言ってしまって良い気がします。
もうこれは音が無くてグレースケールにしたゲームそのものです。
文章も場面説明いわゆる地の文が少なめで、喘ぎや感嘆の擬音が多めのゲーム寄りの文体になっていて、過度に手を加えない正にノベライズって感じです。
と言うわけで、私は元のゲームが大好きで何周もプレイしているので、充分に情景を理解できましたが、未プレイの人はもしかしたら説明不足な側面があるかも知れません。
一方で、挿絵と文章の相乗効果によって、3人のヒロインの豊満さはゲーム通り、もしくはそれ以上に伝わってきて、主人公が情欲をそそられる感覚が痛いほどわかります。

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