舉報鑒賞

個人的な偏見を言うと、男が女性を陵辱するなら力づくで押し倒して、悲鳴を心地良いBGMにしながら刺し貫くのが大半を占めると思っています。
反対に、女性優位だの逆レイプだの女側が主導権を握るプレイでは、必ずしも高圧的とは限らない無いのが男女の面白い所です。

例えば、保育園の先生みたいに優しく温和な口調で、性的に搾取するのもその一種です。
サンプルにも出ているような、にこやかな態度で男を手なずけ、一見すると面倒見の良い女性のような顔で、有無を言わさず雄を堕落させるそれは安息と屈辱が共存する奇妙なバランスです。
しかも、それは矛盾する構図ではなく、元より女性が内に秘めている母性を前面に出した結果に過ぎず、男として情けない格好を強いられて逆に興奮するMのサガを巧みに利用したプレイです。

また、敬虔なシスターに微笑まれたら、大人も子供も心が浄化される感覚を味わうかもしれません。
一方で、そんなシスターが大胆な色仕掛けで雄の精をあおりたてたら、背徳感が興奮度を加速させて、怖いくらいの領域に軽々と到達する出力を弾きだしてしまいます。

そして、半ば男性恐怖症に近いほど引っ込み思案な女の子は男の庇護欲や悪戯心を刺激します。
しかし、それがひとたび男を攻める快感を知って打ち震える瞬間は女の精通を見たような新鮮さがあり、その世界に引き込んだビッチと一緒に嬉々として掘る側に転身したギャップも込みで末恐ろしいエロさを感じました。

つまり本作は暴力的とはまた違った意味で、女性の怖い一面を見せてくれて、Mに絶好球を連投する作品なのです。