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「怪我をした妖精さんを拾ったよ。」 へのレビュー

ハッピーエンド?まあ、笑ってたからハッピーかな

2017年10月05日   穂積 さん

このレビューは参考になった x 2人

[シチュエーション]に列挙してある行為を見ると主人公の引きこもり男が最悪の残虐野郎に映るかもしれません。
でも、仕方がなかったんです。
いえ、言い訳に聞こえるかもしれないし、リョナフェチが垣間見えたりするかもしれません。
けど、止むを得ない最善の医療行為および不慮の事故だったのです。
ストーリーの根幹を避けて枝葉だけで補足するなら、諸事情で病院がNGなのです。
そんな制限された状況の中で、主人公は持てる力を尽くし、妖精さんもそれを理解してくれます。
だからこそ、徐々に愛が深まり、距離が近づいて行く感覚が伝わってきます。
一方で、残虐な医療行為が度々挟まり、微笑ましい温暖さと悲惨な冷淡さの落差が凄まじい作品です。

私の最大のお勧めポイントは異文化コミュニケーションです。
言語体系が異なり意思疎通が上手くいかないので妖精は最初、主人公の大きな手を怯えて暴れて逃げようとする解析は体験版でも公開の通りです。
しかし、言葉が通じないからこそ、不器用な好意を汲み取ってもらえた時の喜びはひとしおです。
彼の親身に応える形で言葉を覚え、つたない日本語で想いを伝える姿は可愛いです。
それがアクセントになって、リョナシーンの狂おしい激痛顔が本当の意味で効いてくるのです。

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