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個人的な偏見かもしれませんが、「キャットファイト」と言うと技名や攻防が存在する本格派の格闘よりも、髪を掴んだり引っ掻いたりする素人感丸出しのいかにも女性らしい取っ組み合いをイメージしてしまいます。
しかし、本作はどちらかと言えば前者の、かなり実戦的なプロレスを感じられる造りとなっています。
もちろん、アニメではなくCG集形式なので、それ相応の想像力を駆使してプロレス特有の体勢の入れ替えを思い描く必要はあります。
技が炸裂した場面を切り取った絵をキービジュアルとしつつ、地の文と実況によって技が極まるまでの合間を埋めていて、プロレスに馴染み深い人ならともなく、そうではない人には少し難解かもしれません。
裏を返せば、エロを重視するからといってご都合主義に走らず、リアリティーのある攻防戦を繰り広げている証左でもあります。
特に、ヘビー級な女体同士がぶつかり合い、リングに叩きつけられる迫力はまるで実物を見ているかのような重量感が感じられました。
一方で、本作は真面目一辺倒のプロレスではなく、エロ技も使用可の試合であり、後半に差し掛かって通常技が手詰まりになってくると、相手の性的な急所を攻め始め、ベテランの熟女選手が生娘みたいに喘ぐ姿は興奮を誘います。