舉報鑒賞

どこにでもある一般的な共学学校みたいです。
しかし、主人公以外の男子は一切登場しないので、擬似的なハーレム作品に分類してもいいかもしれません。
もっと言えばFPSみたいな視点で、主人公本人すら全く描画されていないので、もしかしたら彼はおじさんとか異種族とかの可能性も捨てきれない自由度を秘めています。
一方で、主人公の人物像は限定的に特定されています。
「いじめられっ子」というポジションです。
昨日今日の話ではなく、もはや慣れ親しんだくらいの常習的不遇らしいのです。
全員かどうかはともかく、本作に登場する女子達の大半はその彼をいじめる側の人間です。
女の子なので流石に暴力的ではないものの、しょうもない嫌がらせをしたり、パシりを命じたりなど女子らしい横暴さに容赦がありません。
本作の真価はその底辺からの仕返しにあるのです。
学生に限らず女性は大勢寄り集まると共謀し、男にとって恐ろしい生き物へと変貌します。
ところが、人数が何人居ようが恥部を晒すのが恥ずかしいのは女性共通の弱点です。
本作はその泣き所を衆目にさらし、慌てふためく女子達を楽しむ作品です。
ただ全裸にするだけではなく、少女それぞれの発育度合いに微妙な差異が見られ、それを指摘して羞恥心を煽るプレイまで完備し、通好みのツボを的確に押さえていて上手いと言えます。