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「ママさん勇者と赤ちゃん魔王」 的鑒賞
2018年03月31日 穂積 先生/女士
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評論選擇的類別:
そもそも論を言い出せば、なぜ人妻や母親などの母性的な女性に惹かれるのか。 その包容力に癒され、子供に戻った気分で安心感に包まれるのが理由の大部分を占めるのは間違いないと思います。 しかし、他方ではギャップ萌えの側面も無視できない魅力だと個人的は考えています。 例えば、目つきの悪いヤンキー少女が母親になった途端に、我が子にデレデレの甘々で甲斐甲斐しく世話を焼いていたら、その変貌ぶりに驚かされると同時に、想像だにしなかった一面に萌えるに違いありません。 本作もそれが随所に見られるように感じます。 作中は結婚後の現代日本がメインで、勇者としての死闘の日々は全くと言っていいほど描かれていません。 それなのに、確信できるのは女勇者がガサツで拳で語る系の戦士だった雰囲気です。 決して見るも無残なゴリラ女子だと言っているのではなく、むしろ魔王を倒すほどの戦力ならば当然の力強さです。 それが今や親バカ丸出しで、授乳と言う母性のシンボルを施して、穏やかな表情で和む光景、凄まじい出力のギャップ萌えです。
(* 為必填項目)