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「恋する姉妹の六重奏」 へのレビュー
2015年09月04日 えみぃ さん
このレビューは参考になった x 1人
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いろんな子がいるからこそ世の中面白いんだよな、と再認識。 学園(特に校長)や家族(特に父……とお姉ちゃん!)などにフィクションならではの設定がありつつ、 ストーリーの展開や事件などには大きな無理がないのが、 良くも悪くもこの作品の特徴です。 ものすごく感動的なストーリーや大事件が待っているわけではないのですが、 どのヒロインのストーリーも、この年頃にありがちな悩みと絡んだそれぞれ良いお話。 日常+αレベルのストーリーを楽しみにしている方なら、きっと満足されると思います。 この作品の魅力の1つは、登場人物が最後まで活きているところです。 ヒロインが多い作品の中には、あっという間にストーリーが分岐して、 その後はほとんどの登場人物がフェードアウトしてしまうものもあります。 この作品では、共通ルートが丁寧に描かれているのでどの登場人物にも存在感があり、 分岐後もその他の登場人物との絡みがあって生活に現実味があるのが良いところ。 作業をしながらオートモードにしていても安心して楽しく聴いていられる作品です。 もう1つ、この作品の良いところを挙げると音楽でしょうか。 それぞれのシーンに合っていて、ストーリーや声の邪魔をしないので、 上にも書いた作業BGVにぴったりです。 ちょっと違和感があったのが、立ち絵と一枚絵の違い、 それから日常パートとHシーンのキャラの声の違いでしょうか。 そこだけ取り出せば別に変とか下手とかいうわけではないのですが、 他の部分との違いが気になってしまいました。 それにしても……美風ちゃんが不遇。 一番普通だから仕方ないのですが、姉でありながらキャラ紹介でも唯一妹の後に書かれてますし。 立ち絵もなぜかデフォルトが不思議なポーズだし。 それでもちゃんと存在感はあったのが、この作品の良さなのでしょう。 設定や絵に魅かれた方には迷わずお勧めできる作品です。
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