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ゆったりとしたヒロインの喋り方が特徴的だった他のまほろば庵シリーズと比べると、本作のヒロインの小春は感情表現豊かな喋り方で、過去作と比べると印象が違っていました。
そそっかしい部分も多く、勘違いして慌てることが多いのも魅力的な部分でした。
シリーズに登場する姉妹の中では長女なのにお姉さんっぽくない小春ですが、お酒を飲むと性格が変わって妖艶な雰囲気になるという二面性も面白かったです。
もちろん、まほろば庵シリーズのコンセプトである「癒やし」に関しては過去作と比べても負けず劣らずのハイクオリティとなっており、個人的には中の人やヒロインのキャラクター性がシリーズで一番好きだったので、シリーズ中では一番気に入りました。
本作のヒロインを演じておられる桃山いおんさんは、商業向けのアダルトゲームで活躍しておられる声優さんですが、同人音声作品の出演というのは珍しい(現状では本作のみ?)です。
ADVゲームとは違った桃山さんの演技を聴ける機会なので、桃山いおんさんのファンの方にもオススメできる作品だと思います。