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「ろりとぼくらの。」 へのレビュー

二律背反な世界観の、切れ味鋭い・重厚な一冊。

2016年08月17日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 4人

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”クジラックス”先生の描きたい”ヒロイン像”が、まず
あって、それを表現する為には、ストーリーをこうせ
ざるを得なかったのではないか、と、読んでいて感じ
る、短編九本と、後日談的描き下ろし一本が収められ
た自身初の作品集。
印象的な収録作品は、道で困っていた男性を、助けた
ヒロイン。会話の中で言った些細な”嘘”から・・・な
「らぶいずぶらいんど」。
日常と非日常との”境界線”を浮かび上がらせる、その
ストーリーは、愛らしいキャラクターデザインのヒロ
インとは”二律背反”な、ダークな”色彩”を帯びていて
”クジラックス”先生の世界観を、読み手に提示します。
重厚な読後感が味わえる、切れ味鋭い一冊。

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