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「浮世のふくろう」 へのレビュー

「人情話」が上手い”三浦みつる”先生の時代物。

2016年09月03日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 0人

背景画も含めた、丁寧に描き込んだ描写力と、巧みさが光る
人情話が、印象に残る”三浦みつる”先生の、表題作・全十本
が収められた作品集。
印象的な収録作品は、生き別れた”娘”を探している漁師の男
性。主人公が描いた春画を見て・・な「内股黒子父娘巡会」。
春画で生計を立てている主人公と、彼の”許嫁”なヒロインが、
些細なきっかけから、周りの人を”手助け”してゆく人情話で、
ストーリー展開に、巧みさが光ります。サクサク読める一冊。

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